長野県にある51駅の中で 25番目に開業した駅   あおき  

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【 静かな環境に囲まれ、24時間トイレはウォシュレット装備。快適な温泉も近い。青木村、好き! 】

鳥瞰図
上田の市街地から10km離れているだけなのに環境はまるで異なり、夜間は問題なく静かに過ごせる。施設は新しくて清潔で全体に素朴な雰囲気で運営されている。周辺には田畑が広がり、暖かい日には芝生の四阿で休憩も可能。隣に食堂、向いに民営のトンカツ屋があり、駅の食事処よりは満足できる。
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上田から国道143号を利用するのが一般的だが、国道18号の上田周辺には信濃国分寺跡の史跡や上田城址公園など見逃せないスポットもあるから、上手に計画を立てて訪問したい(「上田道と川の駅」に記載)。更に青木村まで来たら、尾根を一つ越えた「信州の鎌倉」と呼ばれる塩田平と別府温泉も素通りはできない。
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青木村から県道12号で修那羅峠を越えて北西へ約16km・30分で長野道の麻績(おみ)インター。この道は大型車も余裕で擦れ違える余裕の片側一車線で、積雪期以外は快適なドライブが楽しめる。沓掛温泉手前で鹿教湯温泉に向かう道と分かれて青木峠を越えれば安曇野方向へ約30kmだが、片側一車線車線が確保してあるのは一部分だけで、ほとんどはカーブの多い1〜1.5車線のやや厳しい峠越えとなるから、できれば避ける方が良い。このルートが昔日の東山道、一度は通りたい道だが、決して快適とは言えない。
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青木村役場から沓掛温泉経由で鹿教湯温泉までは約11km、この道も大部分が一車線なのでお薦めしたくないし、鹿教湯温泉はパスしても構わないレベル。旅行のルートとしては上田方向に戻るか、長野道の麻績(おみ)インター 方向を目指すか、低い峠を越えて別府温泉に行くか、その三択を考える方が快適だ。

基本データ

小県郡青木村村松30-2 0268-49-0333  休業:年中無休  国道143号沿  日本橋から一般道で 204km

リンク先
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駐車場

公称は大型6台+普通車33台、さほど広くはないが交通量も多くないので特に不足していない。

騒 音

夜間は非常に静か。P泊は左奥隅の東屋前がベスト、少々の傾斜あり。すぐ前に水道があるのは便利。

物 販

9時〜17時、開駅当初は殆どが問屋経由のパック商品だった。現在は裏手の村営加工施設がフル稼働し、多くのオリジナル商品を扱う体制が整った。「アルプス安曇野」ほど広くはないが、品揃えに関しては同じような魅力がある。

食事処

駅の開設に遅れて開いた別棟の食事処は9時〜17時(食事は11時〜16時)店内は広くて落ち着けるが、あまり特徴はない。
メニュー詳細はこちら(pdf)。筋向いの大衆食堂は火曜休、11時半〜14時と17時〜21時。定食・丼物・ラーメン・麺類などがメインで価格は安め。地元の客がメイン。

軽 食

9時〜17時、食事処が軽食もカバーしている。

休憩施設

利用時間は9時〜17時、広くて畳のコーナーや洗面施設もある。なんと片隅には仮眠用の枕も置いてある。

トイレ施設

新しくて設備も整っており手入れも行き届いている。障害者兼用はウォシュレット設備つき。

温浴施設

3km圏に村営立寄り温泉あり。設備の整った共同湯が「くつろぎの湯」 (地図)、源泉掛け流しの鄙びた温泉が「有乳湯」 (地図)、約5km離れた地元の共同湯っぽい雰囲気が東山道古道沿いの「小倉乃湯」(地図)。

犬の意見

食事処の横に東屋&水道付きの芝生広場があり、ノーリードで遊ぶのも可能。もちろん周辺の散歩もOK。

近隣の見所

信州の鎌倉・塩田平の中心別所へ約8km(ただし峠越えの道が少し急で狭い)。「信州の鎌倉」と呼ぶ理由は、鎌倉幕府の
  二代執権北條義時の五男で極楽寺流北條氏の祖となった重時の五男北條義政が塩田平を領有して多くの神社仏閣と文化を
  残したから。一族は元弘三年(1333)の新田義貞鎌倉攻めの際に一族郎党を挙げて駆け付け、本家と共に全滅している。
  館跡などの遺構は失われているが名所旧跡の見物と共に別所温泉の湯巡りや古刹参詣も楽しめる。
駅周辺では2km北東の国宝大法寺三重塔(サイト内リンク・別窓)が必見。奈良時代初期には信濃国の中心地だったらしい。

P泊する時の
総合評価
 評価は★★★★★★★   食事処の味とメニューがマイナス要素だが、P泊環境の良さはお薦めできる。


     

        左:約10km東の上田市街に向かって駅前を走る国道143号。東山道が小県郡に入って最初の宿駅・浦野驛が置かれたのが現在の青木村と
上田市の境界付近で、大宝寺(大法寺)は驛に関連した寺院と考えられている。東山道の驛を落とし込んだ地図はこちらで。
        中:大型車スペースはきちんと分離されている(と言うよりも普通車のスペースは奥行が不足しているため大型車は駐車できない。)
        右:上田と松本(または安曇野)を結ぶルートは三才山トンネルを経由する国道254号がメイン。交通量は少なく、駐車場は余裕の広さ。


     

        左:駅舎と駐車場の間にはカラフルな敷石のスペースが広く確保してある。暖かな季節には落ち着いて過ごせるスペースだ。
        中:開業は2007年の10月。既に10年が過ぎているが、施設はまだ新鮮さを保っている。休憩室やトイレの設備も素晴らしい。
        右:西側に抜けるルートは4本ある。修那羅峠を越えて麻績へ下るのなら快適な往復二車線ルート、青木峠を越えて安曇野に下る「酷道」143号、
県道12号(東山古道)を南へ下れば保福寺峠を越えて安曇野へ、同じルートを沓掛温泉の手前で分岐すれば鹿教湯温泉へ下る。
本音を言えば、普通に走れるのは修那羅峠だけで残りの三本は二度と通りたくないクズ道だけどね。


     

        左:駐車場奥の芝生広場は犬を遊ばせるには充分の広さ、東屋があるのも嬉しい。背景に異様な山塊は子檀嶺岳(こまゆみだけ・1223m)、
多くの伝説を秘めた信仰の山で別名を冠者山、東山道を行き交う旅人が目印としていた。登山道も整備されている。
        中:国道に面して10台弱の駐車スペースを備えている物産館&野菜の直売所。奥の赤屋根は一時期食堂だったが、今では廃止したらしい。
        右:上田方向の背景には鳥居峠から浅間山に続く山並みが見える。この方向には信濃国分寺跡や義仲挙兵の地・海野宿がある。


     

        左:石畳にガーデン・テーブルを配したアプローチ部分。背後の身障者用駐車場とトイレ棟の間には屋根が設けてある。背後の屋根は食事処。
        中&右:十分なスペースを確保した休憩施設は17時以降は閉鎖となる。大きな情報ディスプレイと洗面施設、仮眠用の枕まで備えている。


     

        上:別棟の食事処・子檀嶺(霊山の名を採用して「こまゆみ」。スペースも広く、雰囲気も悪くない。味はまぁまぁ、やはりお薦めは蕎麦と定食類かな。


     

        左:洋風便器は全てウォシュレット付き、障害者兼用トイレは更に暖房&洗浄機能を備え、給湯機能まで設けてあるのは素晴らしい。
        中:洗面所の施設も良く整っており、管理状態にも問題なし。水回りの手入れが行き届いている道の駅には好感が持てる。
        右:数年前には直売所の横に食堂「かんざん」が開いたが短期間で閉店、現在は食事処・子檀嶺に変わり、物置程度にしか使っていないらしい。


     

        左:筋向かいの食堂はP泊した際の夕食に利用できるが、迷惑にもカラオケ付き。ここは青木村の交流サロン的な存在かも知れない。
        中&右:物産コーナーのスナップ。とくに珍しい品物がある訳でもないが、問屋経由の既製品はやや少なめ。地場産品がメインなのは嬉しい。


     

        上:物産コーナーのスナップ。とくに珍しい品物がある訳でもないが、問屋経由の既製品はやや少なめ。地場産品がメインなのは嬉しい。


     

        左:物産コーナーのスナップ。とくに珍しい品物がある訳でもないが、問屋経由の既製品はやや少なめ。地場産品がメインなのは嬉しい。
        中:国宝の三重塔がある天台宗の一乗山大宝寺本堂。この山裾を東山道が通り、少し東側(国道の北側)に「浦野驛」があったと伝わっている。
駅を守護する寺院として大宝年間(701〜704年)に藤原鎌足の息子の僧・定恵が創建し、当初は年号から「大宝寺」と呼ばれていた。
        右:本尊の十一面観音像(重文)を安置している観音堂と国宝の三重塔は本堂の左手を300mほど登った高台にある。更に400mほど登ると
この地域の土豪だった浦野氏が鎌倉時代中期の建長二年(1250)に菩提寺として建立した東昌寺、ここからの展望は素晴らしい。


     

        左&中:観音堂裏手の小道をたどって背後から三重塔を眺める。本来は下から見上げて参拝するのがセオリーなのだが、この等に限っては
この角度の方が美しい。目線はちょうど二階の欄干部分にあたり、入り組んだ裳階や木組みの形状も観察できる。
        右:東昌寺に登る途中から見た青木村の風景。水田を越えた家並みが現在の国道143号、眼下の細道が東山古道の跡と推測される。
大法寺と観音堂と三重塔および東昌寺のより詳しいレポートはこちら(サイト内リンク・別窓)で。