走快:健康体力つくり講座 金沢中央走ろう会:編集長のマラソン写真集
2001年健康体力つくり講座写真集 掲載:2017/02/08|更新:2017/xx/xx

2001年6月30日(_) 健康体力つくり講座:写真集
賢く走るフルマラソン
 今回は、スロージョギングのすすめ
 編集長のマラソン入門書。講義記録を読み返し、自分なりの練習法を組み立ててきました。スロージョギングは、練習で毎回実施している重要な技術です。当時の記録から、講座の様子を紹介します。

新聞記事

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2001/06/30 =健康講座 賢く走るフルマラソン
 テーマ『賢く走るフルマラソン』。講師:田中宏暁氏 (福岡大教授) 
 数年前からスロージョギングがTV番組で繰り返し紹介されるようになった。関連本も発行されている。その提唱者が福岡大学の田中宏暁教授だ。
 2001年の当会の講座に登場いただいている。マラソンは頭脳プレーという視点で完走の秘訣を紹介。その議事録は会報【走快】に掲載され、会員の教材として役立てられた。
 この講義の写真は、当時の事務局長Kさんが撮影されたものです。

健康体力つくり講座 編集長のマラソン講座
 2015年4月に機関紙『走快:会創設40周年記念号』を編纂・発行した。資料編で『健康体力つくり講座』のあゆみをまとめた。冒頭記事を紹介する。
ランニング・ライフをはぐくむ情報活動
 健康ランニングを目指すとき、ただ走っていれば健康体になれるわけではない。また、走ることにより身体の変化を感じることができる。自分の身体つくりにも興味や意欲がでてくる。こうした健康ランニングを支える理論つけを学習することが、練習量の加減や継続の源となる。
 今でこそ科学的な研究が進み、出版物も多い。当時はは参考書も少なく、研究者や実践者から経験などを直接学ぶことしかなかった。それにしても講師陣の顔ぶれに驚く。
 当時のトップクラスを講師を招けたのは、天野代表が石川県の健康体育課課長であったこと。後にランニング学会の会員となり、研究者との親交も続いていたことが大きい。また学会で研究するランニングおける脈拍計測を実施し、心肺機能などのデータ提供にも協力した。
 この講義内容は、会報『走快』に記録される。会員や兄弟クラブなどの同好者とともにこれら情報を共有し高めて行くためだ。今では科学的な研究も進み、さまざまな情報を入手することは容易になっているが、当時は情報を蓄積するこも大仕事だった。
 議事録のテープ起しは、大変な作業である。内容の面白さがこの作業を支える力になった。ぜひ、手にとって読み返して欲しい。
 ちなみ、月刊ランナーズ誌の第1号は1976年2月号。そのPRに下条編集長と橋本社長が中央公園の例会の場にこられた。ランニング情報発信の黎明期と重なっていることが興味深い。
【資料】健康体力づくり講座開催記録:年表
○会のあゆみ編纂で健康講座の資料を集める。
 私が入会してからは、すべての行事を撮影し、保存している。それ以前は新聞記事の切抜きが残されていたが、写真はほとんど残っていない。
 上記の記事にある当時のトップクラスの講師の一人が、福岡大学の田中宏暁教授だ。そのときの会場の様子の記録が入手できた。
 田中教授の講義録を参考にマラソンに挑戦した。編集長としてはこの講義録をWEBで紹介したと考えたが、掲載するには著作権の問題もある。2005年2月、講座名と同じ書籍『賢く走るフルマラソン』が発行されたので、書籍名の紹介で事足りるものとなった。
○健康講座の写真集を企画
 WEBサイト開設から大会行事は写真集に特集している。健康講座は会報に講義録として収録されるので写真集に編集してこなかった。2017年2月、編集長のマラソン講座の流れで健康講座の写真集を企画した。
 私のマラソンのバイブルの一つ。ぜひ紹介したいとこのページを編集しました。

スロージョギングに隠された技術を体感しよう。
 編集長のマラソン講座では、姿勢を伸ばし、体幹を使い重心移動を利用して走る技術を紹介しています。私がカメラを持って42kmを走りながら撮影できるのも、この技術があるからと考えている。金沢マラソン2015・2016ではコース上で毎回約800枚の撮影を行った。撮影は立ち止まってシャッターを押す。その都度スタートが必要で、とても無駄の多いランニング。それを70歳を越えたランナーが楽しんでいる。重心移動の技術はラン効率のカギなのだ。以下に、編集長のマラソン講座【サマーランニング編】の一部を紹介しよう。
●重心移動ランニングの基本はスロージョギングで取得する。
○裸足ランニングとスロージョギングで地面を踏む感覚を練習しよう。
 これは拇指球を使った走りの感覚をつかむエクササイズです。
 靴を脱いで走ると、カカトから着地していた人も自然にフォアフット着地になります。足幅の一番広い部分と脚全体のバネを使うという人間の身体本来の仕組みです。拇指球を意識すると、一般に言われている『乗り込む』イメージを体現できます。坂のアップダウンでこれらの理解も深まります。
○足裏の使い方を工夫してみよう。
 足裏を意識して走る(A)=内側のカカトから拇指球に向かう線を意識して地面を踏む。
 足裏を意識して走る(B)=外側のカカトから小指に向かう線を意識して地面を踏む。
 Bの方法では、地面を掴む感覚を実感できるでしょう。上り坂やくだり坂で、こうした足裏を意識した走り方をして、どの方法がよいのかなど工夫すると楽しい走りになります。
●スロージョギングの資料
 スロージョギングを提唱されている田中宏暁教授との出会いは、2004年春。当会の機関誌【走快】に収録された健康講座の講演記録だ。私の入会前、2001年の講義で実際にお会いしたわけではないが、私のマラソン練習の指針となった大切な人物である。講義記録を読み返し、省エネ走法を模索した。軸や重心を意識することで新たな動作を習得し、その効果で省エネが計られる。体幹ランを理解してくると、ますますこのスロージョギングの大切さが分かる。
  フォアフット着地で身体の軸がつくれる。 走り方の説明に腰のキレについて触れられていないが、ここが大切なポイント。腰高の姿勢で股関節を使って走る技術の基本でもある。
 重心移動ランは、足先から前に出すのでなく、腰から前に乗り込む動作だ。私は、距離練習の最後に、5〜600mのスロージョグでこの動作を確認している。この4〜5分で息を整え、練習を終える。
 近年、スロージョギングの関連本やTV番組もあり、言葉を知っている人が多くなった。ユックリ走ればいいのではない。シッカリ地面を踏むことを忘れたら、私の勧めるスロージョギングにはならない。
【資料】編集長のマラソン講座【サマーランニング編】

私の初マラソンはホノルル2003。目標は5時間以内。
 初めての42km挑戦に、35分ごとに5分の歩きを組み込みました。前半に体力を温存したことで、後半は歩きを交えることもなく走れ、最後の直線コースはラストスパートができました。途中、写真を撮りながらも、4時間50分で、目標時間内にフィニッシュです。脚の疲れもさほど感じず、拍子抜けの感覚に、もっと速く走れたかなと思うくらいです。
 興味深かったのは、こうした走り方でも、後半には多くのランナーを追い抜いていることです。マラソンは、体力を上手に使う知能ゲームということを実感しました。

『歩かず完走』は目標でなく自己満足。タイムで目標設定しよう。
 マラソンの満足感を表現するのに『歩かず完走』という言葉を見聞きする。私はこの表現に馴染めない。マラソンは42kmとういう距離をタイムで競う種目。大会時の体力を掌握し最大限に発揮させるランニング・マネジメントを考え、目標タイムを決める。皆さんが目標とする4時間以内は、歩いている暇は無い。大会までに距離練習をこなしているからできる。そこまで練習を積めなければ作戦が必要だ。
 『歩かず完走』とは、5〜6時間の走力のランナーだと思う。練習の中にスピード練習を組み込み走力を向上させる。持久力向上の練習には時間がかかる。それまでは大会ごとに、短時間の歩行(速歩)を入れて脚の疲れを回復させながら42kmの走り方を考えよう。これで歩かずに完走と負け惜しをいうタイムより早くなる。大切なのは自分の体力と42kmをシッカリ見つめることだ。
 私の初マラソンは2003年12月。これまでの最長距離はハーフマラソンでタイムは2時間20分。58歳にして未経験の距離への挑戦だ。6月から練習を開始。この作戦を知ったのは、春先に読んだ『ゆっくり走れば速くなる(浅井えり子著)』だ。距離走では歩行タイムを組み込んだ練習をした。走りたい気持ちを抑え、歩くミジメサ(?)に耐える。奇妙な感覚が交錯する。5分の速歩での距離を測り、走行ペース表を組み立てる。この予定表を頭に入れて大会に臨む、結果は満足するものだった。次の段階は、走距離を伸ばして脚力と持久力を向上させ、歩く時間を減らしていく。2005年の秋には4時間で走れる持久力を得た。この時点で『賢く走るフルマラソン』の資料を入手。これまでのマラソン練習のあゆみを確かめるものとなった。走る技術の改善にも目をむけ、経験プラス工夫を繰り返して、撮影マラソンを楽しむ現在がある。

書籍を参考にしてください。
タイトル_賢く走るフルマラソン 
副書名_マラソンは「知恵」のスポーツ 

【目次】
第1章 マラソンは「知恵」のスポーツ
第2章 誰でも走れるフルマラソン
 =ニコニコペース(笑顔が保てる程度のスピード)が
 マラソンペース
第3章 速く走れる身体をつくろう
第4章 ランニングスキルを高めれば、記録は必ず向上する
第5章 レースで実力を発揮する
第6章 故障を防ぐために

著者=田中宏暁(福岡大学スポーツ科学部教授)
出版年:2005/03


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